飲食店の企画経営・地方創生 株式会社バルニバービ
バルニバービは、1991年に有限会社として佐藤裕久氏によって創業
社名は、小説「ガリヴァー旅行記」に登場する学士院の名前
単なる飲食店経営にとどまらず、「食」を軸とした多岐にわたる事業を展開
主な事業内容
- 飲食店事業:
- カフェ、レストラン、バーなど、個性的な店舗を多数運営
- 各店舗で独自のコンセプトやメニューを提供
- 地方創生事業:
- 地方の活性化を目指し、地域に根ざした飲食店や宿泊施設を展開
- 淡路島など、自然豊かな地域でのプロジェクトが有名
- 不動産事業:
- 飲食店の出店に合わせた不動産開発や、不動産の売買
- 「バッドロケーションデベロッパー戦略」という独自の戦略で、立地条件の不利な場所を活かした店舗開発を行っている
代表取締役会長CEO兼CCO 佐藤 裕久
- 名前: 佐藤 裕久(さとう ひろひさ)
- 生年月日: 1961年8月18日
- 年齢: 2024年現在で63歳
学歴
京都府京都市出身
西陣(上京区)にある和菓子屋に生まれる
1979年3月 東山高等学校を卒業
1980年4月 神戸市外国語大学英米語学科に入学 1984年1月中退
経歴
外大を中退後、アパレル業界で経験を積んだ後、バルニバービを創業
その後、バルニバービを成長させ、数多くの飲食店を展開する企業へと発展させました。
- アパレル業界での経験: 若くしてアパレル会社を立ち上げ、成功を収める
- バルニバービの創業: 1991年にバルニバービを創業し、大阪市立中之島公園内のカフェやナポリのピッツェリアの世界2号店など、個性的な店舗を次々とオープン
- 地方創生への取り組み: 近年では、地方創生にも力を入れており、淡路島などでの新たな事業展開を行っている
性格
- 起業家精神: 常に新しいことに挑戦し、常に成長し続けることを目指す、強い起業家精神
- 行動力: 考えたらすぐに実行に移す、行動力のある人物
- 人間味: 社員に対して温かく接し、共に成長しようとする姿勢が多くの社員から信頼されている
- 創造性: ユニークな発想で、既存の枠にとらわれない新しいものを生み出すことが得意
佐藤 裕久はどのように成功したの?
1. 独自の視点と発想
- バッドロケーション戦略: 人通りの少ない場所など、一見すると不利な立地に出店することで、家賃を抑え、オリジナリティ溢れる空間を創出
- パリのカフェ文化への憧れ: パリで体験したカフェ文化を日本に持ち込み、多くの人々に新たな価値を提供
2. 地域への貢献
- 地方創生: 淡路島など、地方の活性化に積極的に取り組み、地域経済の活性化に貢献
- 地域との連携: 地元の食材や文化を取り入れたメニューを提供することで、地域との共存共栄を目指す
3. 強いリーダーシップ
- 社員との共創: 社員一人ひとりの意見を尊重し、共に成長できる環境を築いている
- 変化を恐れない姿勢: 時代に合わせて常に新しいことに挑戦し、変化を恐れずに新しい価値を創造している
4. 顧客視点
- 顧客体験の重視: 顧客が心地よく過ごせる空間づくりを徹底し、顧客満足度を高めている
- 多様な顧客層への対応: 幅広い層の顧客に対応できるよう、様々なタイプの店舗を展開
5. 継続的な学習と成長
- 読書や自己啓発: 常に学び続け、新しい知識やスキルを身につけてる
- 変化に対応する柔軟性: 時代や社会の変化に対応できるよう、常に新しいアイデアを生み出し続けてる
佐藤裕久氏の具体的な成功エピソード
佐藤裕久氏の成功には、数多くの具体的なエピソードが挙げられます。ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。
1. バッドロケーション戦略と「カフェ・ヴィラージュ」
- 場所: 大阪市北区の少し外れた場所
- 特徴: 周囲に目立った建物がなく、一見すると閑散とした場所
- 成功の秘訣: パリのカフェをイメージし、緑豊かな空間とゆったりとした時間を提供。都会の喧騒から離れ、リラックスできる空間として人気を集めた
- 結果: 地域住民だけでなく、わざわざ足を運ぶお客さんも多く、大阪を代表するカフェの一つとなった
2. 淡路島での大規模プロジェクト
- 場所: 淡路島
- 特徴: 廃墟となっていたホテルを改装し、カフェ、レストラン、宿泊施設などを複合的に展開
- 成功の秘訣: 地元の食材をふんだんに使用し、地域の活性化に貢献。自然豊かな環境を生かしたアクティビティも充実させ、観光客を呼び込みました
- 結果: 淡路島の新たな観光スポットとして注目を集め、地域経済の活性化に大きく貢献
3. 「カフェ ガーブ」の成功
- 場所: 全国展開
- 特徴: シンプルながらも洗練された空間で、こだわりのコーヒーを提供
- 成功の秘訣: 高品質なコーヒー豆を使用し、一杯ずつ丁寧に淹れることにこだわり、居心地の良さも追求し、多くの人々に愛されるカフェとなった
- 結果: 全国に展開し、バルニバービを代表するブランドの一つとなった
これらのエピソードからわかるように、佐藤裕久氏は、
- 独自の視点: 既存の概念にとらわれず、新しい価値を創造
- 地域との共創: 地域の資源や文化を活かし、地域と一体となって事業を展開
- 顧客視点: 顧客のニーズを捉え、満足度の高いサービスを提供
といったことを重視し、成功を収めてきました。
その他のエピソード
- 阪神淡路大震災での炊き出し活動: 震災直後から炊き出し活動を行い、地域の人々を支援。この経験が、佐藤裕久氏が飲食業に本格的に取り組むきっかけとなった
- 社員との共創: 社員の意見を尊重し、新しいメニューや店舗の開発に積極的に参加させている
書籍
- 『日本一カフェで街を変える男―人、モノ、金が輝くスーパー経営術』ISBN 978-4766210330 グラフ社 (2007年2月1日)
- 『一杯のカフェの力を信じますか?』ISBN 978-4309269207 河出書房新社 (2006年10月4日)
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